企業の特徴に合わせた業務フローの構築、年間業務カレンダーにて作業スケジュールを管理。給与計算業務をミスなくスムーズに行うため、業務フロー変更をご提案いただいた場合、業務の効率化と改善に向けてサポートします。
社会保険労務士事務所リジョイスでは石川・富山の企業様を中心に、労働保険・社会保険等の諸手続きを行ってまいりました。給与計算のアウトソーシングをご検討されている企業様はぜひ一度ご相談ください。
労働環境整備、福利厚生制度の充実が定着率の向上、優秀人材の確保に結び付いた事例
ご相談頂いた経緯
低い定着率と向上しない労働生産性
コロナ禍が明け、業績も徐々に回復してきた飲食業のお客様から、「最近、人が採れない」と相談をいただきました。その会社は、学生アルバイトと社員の比率が7対3ぐらいの割合でしたが、アルバイトがそのまま社員になることはまれで、卒業後は郷里に帰るか、他の会社へ就職してお客様企業を辞めていく人が大半でした。また、社員も長続きせず、絶えず募集をかけている状態でした。優秀人材の固定化にこれといった決め手がなく、困り果てての相談でした。
問題解決のポイント
労働環境改善と確定拠出年金の導入など、従業員の財産形成への真剣な取り組みが奏効
飲食業は、夜が遅い、立ち仕事が多い、成長軌道を描けない、給料が安い、休みが不規則…
優秀な人材を募集し、つなぎ留めておくにはあまりにも魅力のない職場だというのが一般的なイメージでした。これを何とか覆して、お客様の困りごとを解決できないか。
当事務所でまず始めたのは、労働環境の整備でした。自分の子供を働かせたくなる職場づくりをスローガンに、業界の常識を一つずつ、塗り替えていくため、サービス残業当たり前の経営を改め、時間管理をしてキチンと残業代を支払い、評価制度の導入、接客マナー研修などの社外研修にも積極的に従業員を参加させることなどを提案、実行していただきました。
当然、人件費は上がりましたが、それを補うため、付加価値を付けて値上げをしたり、新メニューを開発するなどして対応しました。また、企業版DC(選択型確定拠出年金)制度も導入し、従業員の将来の財産形成を真剣に考えるようにしていきました。
こうした複合的な改善を数年かけて実施したおかげで、今や離職率は以前ほどではなくなり、求人募集の際も、これら他店ではあまり見慣れない取り組みを記載することで、競争優位に立てたようで、徐々に良い人材が集まり始めています。